建築条件付土地だと選択肢が少なくなる傾向がある
家造りのための土地探しをしていると「建築条件付土地」というワードを見聞きする機会が多くなりますよね。これはわかりやすく言うと「土地の購入後に指定された建設会社と建築請負契約を締結しなければならないことが条件になっていますよ」という意味です。人口の多い地域であればあるほど、建築条件付土地に出くわす可能性が高くなります。
建築条件付土地でも広告上は「設計プランは自由に選べます!」と記載されていることが多いです。しかし実際の購入者からは「建設会社が指定されていたため、建材や設計プランに関しては選択の幅が限られていた」という声が上がっています。設計プランにこだわって家造りの醍醐味を味わいたいと考えている方は、建築条件付土地を避けて土地探しをすることが推奨されます。
建ぺい率と容積率が設計プランに大きな影響を及ぼす
設計プランを考えるにあたっては、建ぺい率と容積率が大事な要素になります。敷地に対して建築面積の占める割合が建ぺい率です。たとえば100平方メートルの土地を購入してその地域の建ぺい率が70%に定められていれば、建築面積は最大で70平方メートルになります。ただし角地であれば建ぺい率が10%程度プラスされることもあるので、土地探しの段階で特例を確認するようにしましょう。
敷地に対して各階の延床面積の占める割合が容積率です。100平方メートルの土地に対して容積率が140%であれば、1階と2階がそれぞれ70平方メートルの家を建てることができます。建ぺい率と容積率への理解を深めることは、家造りにおける設計プランの精度を高めることにつながるのです。
建築予算が2000万の家は一般的にローコスト住宅と呼ばれており、スレート屋根とサイディングによるシンプルな外観が特徴です。